2022.04.23研究成果
プラズマ中の高エネルギーイオン速度空間解析手法に関する論文が英文科学雑誌に掲載決定
プラズマ中の高エネルギーイオン速度空間解析手法に関する研究成果"Collective Thomson scattering diagnostic with in situ calibration system for velocity space analysis in large helical device"がReview of Scientific Instruments(AIP publishing)に4月8日に受理されました． (M. Nishiura, S. Adachi, K. Tanaka, S. Kubo, N. Kenmochi, T. Shimozuma, R. Yanai, T. Saito, H. Nuga, R. Seki, Rev. Sci. Instrum 93, (2022)), accepted for publication)
協同トムソン散乱計測(Collective Thomson scattering diagnostic:CTS)はミリ波散乱現象とプラズマのcollective現象を利用したイオン速度分布関数計測手法です． 77GHzミリ波の散乱波を解析することでイオンの非等方性や流れ場の情報が得られます．CTS計測システムのその場較正手法を開発し，LHDプラズマの高エネルギーイオンの非等方性を示しました． プラズマ中のアルファ粒子や高エネルギーイオンの速度分布関数を計測することで，核融合プラズマの燃焼状態の解析や最適制御を可能にします．