2020.03.30研究室ニュース
高電流密度イオンビームをレーザーイオン源で実現．高密度プラズマ領域の計測に活路を見出す．
重イオンビームプローブ(Heavy Ion Beam Probe, HIBP[#])用のイオンビーム源の開発を行い，高い電流密度のイオンビームが得られることを実証しました．新たにレーザーイオン源を利用することで，信号強度が向上し高密度プラズマの診断が可能になります．東大，核融合研，Brookhaven National Lab.(BNL)との共同研究の成果として"Feasibility study of a compact heavy ion source for investigation of laboratory magnetospheric plasma"がReview of Scientific Instruments(AIP Publishing)に掲載されました．(K. Nakamura, et al. Review of Scientific Instruments, 91 (2020) 033503.)
論文のリンク先 https://aip.scitation.org/doi/10.1063/1.5128642
[#]HIBPはプラズマ中のポテンシャルを直接計測できる装置で，プラズマの閉じ込め性能に関わる電場を評価出来ます．
BNLのレーザーイオン源テストベンチ