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2021.11.20学会発表
第38回プラズマ・核融合学会年会が11/22-25に開催され,研究室の成果を報告します.

第38回プラズマ・核融合学会はオンラインで開催されます.当研究室に関係する発表は,

2021年11月22日, 13:00 - 15:00 22P-2F-02 森敬洋,他,磁気圏型プラズマ閉じ込め装置 RT-1における遮断密度を超えた状態の電磁波吸収分布解析

2021年11月24日, 13:00 - 15:00 24P-1F-11 中澤拓也,他,弱相対論的 Vlasov-Maxwell 方程式系に基づくダイポール磁場プラズマ内の波動伝搬・吸収解析

です.研究内容は追って更新予定です.

発表内容の紹介

森敬洋,他,22P-2F-02,「磁気圏型プラズマ閉じ込め装置RT-1における遮断密度を超えた状態の電磁波吸収分布解析」 ECH加熱吸収実験を実施し,密度限界近傍で急激にECHの吸収効率が低下していることが分かった. 実験結果の解釈のために,光線追跡計算によるRT-1におけるECH加熱吸収解析を行った.遮断密度以下では実験結果を再現できるが, 密度限界近傍では実験結果を再現できないことが明らかになった.今後は,3次元形状でシミュレーションを実施する必要があると考えられる.

中澤,他,24P-1F-11 「弱相対論的 Vlasov-Maxwell 方程式系に基づくダイポール磁場プラズマ内の波動伝搬・吸収解析」 RT-1装置のプラズマ加熱に用いるギガヘルツ帯電磁波の伝播と吸収を評価するためのシミュレーション手法を新たに開発しました. 衝突減衰を持つCold plasma近似の誘電率を使っていましたが,電磁波の吸収評価には不向きでした. その解決策として,弱相対論的Hot plasma近似の誘電率をfullwave計算で扱えるようにしました. fullwave計算はcomsol multi physicsを用いました.高精度で電磁波のプラズマ加熱吸収の解析が行えるようになります.

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